殻つき種ありのわたから、手で糸を紡ぐ体験をしました!

カテゴリー をかしの手仕事

わた、と聞いてどんな状態のものを想像しますか?
白くてふわふわした、あのわた。
植物の実だということ、ご存知でしたか?

初見!殻つきの綿

がくのついたわた

わた(木綿)が植物の実ということは知っていたけど、こんなふうに実ってるとは知らなかった!
乾燥して、がくの部分はカリカリしてましたが、実はふわっふわです。

写真の左上は、実を外してがくだけになったもの。
右下はまだ、がくと実がくっついている状態です。

をかしの園初訪問のこの日、手でつむぐ体験をさせてもらいました。

その前に、わたを糸につむぐ準備!
準備には以下のような手順がありました。

  1. がくから実を外す
  2. 種をとる
  3. わたのごみをとって線維をそろえる
  4. 篠(しの)をつくる

1.がくから実を外す

がくのついたわた

写真右が、とれたがくです。
左は実だけになったわた。

乾燥したわたは、根元をそっとつまんで引っ張ると簡単にがくから離れてくれます。

植物なのに、触っているとあったかくて、動物を触っているような優しい気持ちになります。

2.種を取る

ふわふわの白い実の中には種が入っています。
この種、手でむしって取ろうとすると、とっても大変!なのです。

わたの線維が「いやだー」とでも言うように、しっかりと種を包んでいます。

無理やりむしり取るのもかわいそうな気が。
それに無理に取ると、種にいっぱい線維がついて、もったいないんです。

わた繰り機

そこで登場。これは昔から使われている「わた繰り機」という道具です。

木の棒の間に種をはさんで、ハンドルをくるくると回すとあら不思議。
わたの線維がつるっと取れて、手前に種だけがポトンと落ちる仕組みになっているんです。

やり始めるとハマってしまって、いつまでもいつまでもやってしまいます。
ふわふわのわたから、種がつるっと出てきて、ポトンと落ちるのが面白い!

3.わたのごみをとって線維をそろえる

種を取った綿をカーダーというブラシの親分みたいな道具で整えます。

長毛の犬の毛を梳くように優しく整えていくうちに、実についたがくや葉が浮いてきます。

4.篠(しの)をつくる

きれいにごみを取っているうちに、わたの線維が揃ってきます。

きれいに線維が揃っていると、糸にするときスムーズにできます。

ここまでできたら準備完了。
いよいよ糸をつむぎます。

糸つむぎ

手つむぎの道具っていろいろあるんですね。
スピンドルとも呼ばれるつむぎ駒、糸車、チャルカという道具などなど。

いろんな国や地域で、線維を糸につむぐ道具が工夫されてきたことが分かります。

実践させてもらったのは糸車での糸つむぎでした。
篠から少し線維を出して、指先でねじりながら引っ張っていくと、ゆるく撚りのかかった糸ができてきます。

糸車

この手撚りの糸を少し作って、それをつむぎ駒や糸車に巻きつけてつむいでいきます。

糸車

撚りが強すぎたり弱すぎたりしないよう調節するには、たくさんつむいで体で覚えるしかない!です。

カラカラと軽やかな音をたてる木の道具と、指先からスルスルと糸になっていくわたの感触は、ちょっと他では味わえません。

スピンドル

こちらは、スピンドルでつむがれた糸。
ぱっと見ると羊毛のようでもあります。

ぽわぽわと空気を含んだやわらか~い糸は、触ってても気持ちいいですよ。

まだまだわたの話はつきませんが、今日はこのへんで。(ゆえ)

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