「をかしの園」と名付けた畑で棉を作り始めて4年が過ぎようとしています。

息子が高校生3年生になると同時に仕事を辞め、息子から「お母さん、あと一年なんとか続けれん?」と言われたことを鮮明に覚えています。
その息子が大学4年になる今年、私はまた今の仕事を辞めます。
息子はなんと言ったか?
「お母さんの思うように!」

をかしの園のロゴは、
この息子が4年前にさらっと落書きしたものです。
当時の私の想いを聞きながら、
「お母さんがしたいことってこんなんかー」とか言いながら。

当時の私は、
棉を育てて糸を紡ぎ織り商品化することで、人との縁が薄くなった人と一緒に仕事をして、「ありがとう」と僅かでも「賃金」を渡したい。という夢を持っていました。
それは、私の経験から、私を支えてくれた方々へ感謝であり、恩返しでもあり、人はみなその人にしかできないことや得意なことがあって、それを組み合わせたらひとつのことを成し得るという思いがあったから。

そして、他人のちょっとした余計なお節介が大事だと思っていたから。

思いついては余計なお節介をし、喜んでもらえたり、助けてもらったり、素敵な「仲間」に支えてもらいながら、ここまできました。


同時に、新たな出逢いのご縁をたくさんいただき、ここに書ききれないほどのいろんなことを感じ、経験させてもらいました。

そして、
私の想いは大きく変化しました。

今の私は、
ただそこにいる存在になりたいと思っています。

棉を作り糸を紡ぎその糸で織っているひとり。
作業を助けてもらったり、呼び掛けたりするのではなく、ただ黙々とひとり、静かに営みを続けたい。

そう。
誰かのため、ではなく、自分のために棉を作る。紡ぐ。織る。

ただ、

作り上げたものが誰かにそっと寄り添ってほしい。

それは、をかしの家にある絵画のようであり、作業途中に聴く大好きな歌のようであり、私の腕にあるブレスレットや指輪のように。

ただ、そんな自分のことを、発信していこうとは思っています。
そうすることで、必要な誰かと出逢えるかもしれないからです。

昨年、書道展でコラボさせてもらい、糸紡ぎ体験の機会をいただいたことが、大きな分岐点になりました。

ただそこにいる。
ありのままに。
そして棉と一緒に、人との縁をつむいでいく。

そんなふうでありたいな、と思います。

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